お手紙帖 ③ <ノートの紹介 ~カキモリ・啓文社~>




今日は、本題の前にちょっと余談^^

いくつかお手紙帖の中の写真も載せているのですが、これはごくごく一部の”絵柄がメイン”のもの。実際にわたしのお手紙帖の大部分は、実は裏面(絵)よりも表面(宛名や文章が書いてある方)を見えるように貼っているのもが多いです。もちろん絵柄も素敵だけれど、基本的に、お手紙の内容だったり送り主の方の字(+切手や消印)を見ているのが好きなのです。その眺めが、特にびっちりと美しいお言葉と文字が並んでいる様は実に最高で「見てみてー!」と自慢お見せしたいところですが、ご挨拶などお便りの本文はあまりお見せするのでもないなぁ(というよりお見せしたくない、だって私がもらったお手紙だもの!笑)ということでこのような写真ばかりになっております。ノートの中身が見たい方には残念かもしれませんが、どうぞご了承くださいませ。あくまで中身の参考としてご覧ください^^

さて、3回目はお手紙帖の具体的な様式について。

わたしが実際に行っている、手紙の保存方法をご紹介します。

もくじ

ノートの紹介

効率的に物を収納することを考えると、何より重要なのは規格をそろえること。具体的には、

  • サイズが異なる封書やカードをノートに貼ることでサイズをそろえる
  • 1冊目のノートのサイズに2冊目以降もそろえる

規格をそろえると棚に並べたときの収まりや見栄えがよくなります(写真は、わたしの机の一角)。

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ノートの規格 : B6(上下リング、縦長、無地)

中紙の枚数  : 40枚前後

(2冊いずれもオーダーノート。1冊目はカキモリ、2冊目は啓文社)

いまのところ、わたしにはこのサイズが一番適しています。

これ以上大きいと、カードを貼っただけでは周囲の余白が大きくなりページが寂しくなる。B6サイズであれば、上下合わせて3cm程度の余白しかできませんから、何も書かなくてもOKです。マスキングテープ等でカードや封書、便箋の一片を貼り、裏返して両面が見えるようにしておけば、その下のノート部分を広くコメント記入に使えます。しっかり文章を書きたい、装飾をしたいときは見開きでページを使うなど工夫します。

「どうして敢えて小さめのノートを選ぶのか」という疑問があるかもしれません。それは単純に、わたし自身の性格によるものです。わたしは自分自身の気持ちに大きなムラがあることを知っています。どんなに好きな趣味であっても「何もしたくない・・・」と思う日や仕事で忙しい時があるのです(時間的にというより気持ち的に)。でも、手紙は過去のものでなく現在のもの。お手紙帖は、手紙をいただいた瞬間の感動喜び熱量をそのままにページに閉じ込めるよう更新していきたいのです。そのため、手紙を貼るだけのシンプルな方法でも楽しいノートになることを優先しています。

書くことが好きで、いつでもたくさん書きたい(または週末にじっくりノートづくりをしたい)という方にはもちろん大きなサイズが良いでしょう。

また、“リングノート(上下セパレート)”、“中紙40枚”というのもこだわりの一つです。リングノートでなければ、手紙の厚みによってだんだん片側が分厚くなり文字が書きづらくなります。上下で分かれている点もおおきなポイントでして、左側のページに字を書くときにペンを持つ手がリングに当たりません(左利きの方なら逆)。そして見開きページとして使うときなど、間でリングが邪魔をしないので左右で統一感のあるページを作ることができます(この辺りは私個人のこだわり)。中紙40枚(およそ)というのは、程よいふくらみを楽しみつつも、きちんと収まってくれる限界かなと思っております。

しかし、わたしのお手紙帖に厳密なルールではないので、今後自分にとってもっと良いものが現れたら躊躇せず変更しようと思っています。

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(リングが中央まであると、きっと世界観が分断されてしまう。上下リング、よくできている!)

それでは、ノートの紹介です。

カキモリ

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記念すべき1冊目のお手紙帖です(約2,800円 ※革表紙なので少し高価)。

東京の蔵前に店舗を構えるオーダーノートの有名店。

表紙や中紙、留め具などを沢山の素材の中から選ぶことができる。関西に店舗はありませんが、例年3月に大阪梅田の阪急百貨店にて催される「文具の博覧会」(過去記事参照)に出展されるので、そこで作っていただくことができます。カキモリさん、2017年以降もぜひいらしてくださいね!(わたしのお手紙帖の存続はカキモリさんにかかっています。)わたしのノートはB6サイズですが、B5サイズもあり、縦長横長も自由に選ぶことができます。

おすすめポイント

  • 表紙

表紙に革が選べるとこと、お手紙帖にとって高ポイントです。硬い台紙も段々と馴染んでは来てくれますが、革の寄り添い具合には負けます。しんなり、やわらかに大きく膨れた手紙たちを包んでくれます。革は使えば使うほどに柔らかくなり、光沢が出てくるので、長くお付き合いするのが楽しくなります。日々すべすべと滑らかな表紙をなでて愛でています。

  • 中紙

中紙も様々あり、自由に選ぶことができます。わたしは、クリーム色のフールス紙を選択。ボンドペーパーやトモエリバー(ほぼ日手帳で使用)、コンケラー、Lライティングペーパー(LIFEノーブルノートで使用)といった万年筆愛好家たちが愛する紙もあるので、自分の好みで選べます(トモエリバーは丈夫ですが薄手なので、手紙を貼るには少し頼りない感じがするかも)。画用紙やクラフト紙もあるので厚手の紙が好みの方にあうものもきっとあるはず。

  • 留め具

ゴム留め(バンド)やボタン留め(革のバンドにスナップボタンがついている)もありますが、厚くなるとわかっているノートには封緘(ふうかん)がおすすめ。紐はゴムのように伸びる心配がないので耐久性に優れていますし、厚さに合わせて調節できるため最高です。

啓文社印刷工業

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2冊目のノートです(1,880円)。

こちらは2014年に関西蚤の市というイベントで作っていただきました。本当は2冊目もカキモリでと思っていたのですが、東京に行く機会もなくどうしよう・・・と思っていたらイベントにてこのノートを発見。図柄や文字を大量にある型から選び、活版印刷ができるというものです(詳細は忘れましたが、表紙、中紙ともに様々なものから選べました)。

そして!わたしは見つけてしまいました。万年筆の型を!!!(しかも、このイベントで初登場の型だったそうです)万年筆好きとして素通りすることもできず、“LETTERS”と文字も入れて作っていただきました。万年筆は裏抜けするインクもある紙ですが、表紙のぽこぽことした手触りも意外と滑らかで気に入っています。留め具がなかったので、とりあえず・・・と、トラベラーズノートの替えのゴム(オレンジ)でパチン。突貫工事ですがこのオレンジが結構気に入っていて、たぶんずっとこのままにしておくと思います。

総合的に(とくに留め具)、お手紙帖に関してはこれからもカキモリさんかなぁ。実は今年3月のイベントで、すでにストックを2冊作っていただいたのでしばらくは安心(過去記事参照)。

今回は、現在使っているノートについての話でした。

次は、お手紙帖のマイルールについて考えてみます。

では!

ごきげんよう!



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