お手紙帖を作るようになったきっかけ
2014年3月。
それはそれは素敵な2通のお便りをいただきました。
一通はとても手の込んだお手製の手紙(御朱印帳をイメージしてください)。落ち着いた色合いの和紙の表紙がとても美しく、これがお手製とは・・・と驚いてしまいました。また、表紙を開いたときにパッと目に飛び込んできた文字のターコイズのインク(ペリカン)が鮮やかで、白い中紙に描かれた桜の柔らかなピンクとのコントラストが美しく、まるで手紙の中から春が飛び出してきたような思いになりました。
もう一通は、お言葉が流れるようで大変美しい手紙でした。ついついあれもこれもと盛りだくさんになってしまうにわたしは、長すぎないのに決して簡素なわけでなく柔らかい文章に感心しきりで、何度も読み返してしまいました。また、このときはじめて風景印(郵便局ごとにある、地域の特色がある図柄の消印。風景印がないところもあります)にて手紙をいただき、「こんな消印があるんだ!かわいいなぁ」と新たな手紙の楽しみを発見したのでした。どちらのSNSで知り合った方からなのですが、こんなに素敵なお手紙をいただいたのは初めてで感動してしまいました。
(過去のお手紙帖写真はInstagramのタグ #お手紙帖 にて)
「このお手紙を大切に保管したい!」
これが、こうして今お手紙帖をつくるに至った直接的なきっかけです。
さて、どうやって保管しよう?
いままでは、世間一般的な保管方法と思われる、お菓子の缶や箱に入れていました(ヨックモックの青い缶やクラブハリエの箱などは特にお気に入りで、絶対に捨てられずについつい取って置いてしまいます)。
でも・・・20数年間の経験上、箱に入れた手紙はほとんど見ることもないし、順番もぐちゃぐちゃになってしまうし、おまけにいつの間にか失くしてしまうこともある・・・。
悶々と考えていたとき、Instagramにて素敵な写真を拝見しました。
手紙をくださった方の写真だったのですが(さすがお手紙上級者です・・・!)、雑記ノート(日々の思考をシールや雑誌の切り抜きなどで美しくまとめてある)に手紙も一緒に貼っていたり、紙のポケットでできたノート(カンガルーノート/MIDORI)に収納されていたのです。これは素敵だな、ノートに貼ってしまうのがいいな!と思い、早速まねっこさせていただいたのが、いまの“お手紙帖”の始まりです。
さて、ノートに貼るのは決まった。どんなノートにしよう?
そんな折、偶然、梅田阪急百貨店の「文具の博覧会2014」にてカキモリさんというオーダーノート屋さんが来るらしい、と耳にしました。「これは特別なノートになりそうだし、ちょっとお気に入りのいいノート作ってみるか」と思った次第。こうしてお手紙帖計画は、様々な方の素敵な手紙やアイデアによって着々と進んでいったのでした。
長くなりましたので今日はこの辺りで。
今回は、お手紙帖をつくるようになった“きっかけ”の話でした。
次は実際に使っているノートの紹介をいたします。
カキモリさん、べた褒めしちゃうぞ!笑
ごきげんよう!
(過去のお手紙帖写真はInstagramのタグ #お手紙帖 にて)
↓ 関連記事はこちら
コメントを残す