2年連続、昇給できました!
先日、「人事考課で良い評価を得て、ほんの僅かに昇給した」という記事を書きました。
わたしの会社での雇用区分は一般職です(事務職や地域職と呼ぶ会社もある)。
業務内容の多く部分にルーチンワークが含まれます。
自分で大きな仕事を引っ張って来ることや、職場全体の方針を決めるような機会は滅多にありません。
責任も少ない代わりに権限もない。
なかなか目立つ仕事を行ったり、業績を上げられない立場です。
それでも、会社の中でなくてはならない仕事であることは間違いなく、「自分の仕事の価値を認めてほしい」という思いもあります。
当然、良い結果が出たら対価としてお給料も上げてほしい。
本記事では、一般職OLというごく平社員のわたしが、昇給するために日頃の仕事で心掛けていること、実際に取り組んだことについて紹介します。
わたしの情報
取り組みについて述べる前に…参考までにわたしの基本的な情報は以下の通りです。
・四年生大学卒
・入社5年目
・ごくごく平社員の一般職OL
・約10人のグループで働いている
・グループ内における年次は1番下
・グループ内における経験年数は中間程度
昇給するための取り組み
- 常にいかに楽をするかを考え工夫・行動した
- わたしだけができる得意分野を作った
- 業務改善が出来たらマニュアルを作って共有した
- 業務に関連した資格をとった
- 以上の内容を、詳細且つ簡潔に自己考課に記した
一つずつ詳しくお伝えします。
①常にいかに楽をするかを考え工夫・行動した
わたしはとにかく面倒がりです。
そのため、仕事をしているときはほぼ常に
「この仕事、もっと簡単に楽にできないかな〜」
と考えています。
同じ仕事をするなら少しでも時間も工程も減らして効率良くしたい。
その分余った時間には他の仕事をするし、休憩もしっかり取りたい。事務作業一つにしても案外改善できるポイントは沢山あります。
具体的には次のようなことをしました。
同じような仕事はまとめて行う
例えばあなたがトンカツ屋さんだとしましょう。
メニューは
・白ご飯
・トンカツ
・キャベツの千切り
キッチンで働くのはあなた1人です。
どうでしょうか。
忙しいランチタイムに、お客さんが来るたびにキャベツの千切りをしますか…?
きっと、ご飯とトンカツは熱々のものを出したいからその都度作るはず。この中で唯一あらかじめ準備できるものはキャベツの千切り。1日分とは言わずとも、忙しいと分かっているランチタイム分ぐらいは先にまとめて切っておくのではないでしょうか。
オフィスでの仕事も同じ。
1日で1人でできる仕事量には限度があります。きっと、まとめたり順番を入れ替えることで効率よく出来る部分があるのではないでしょうか。
改善の効果があってか、以前よりこなせる仕事の量が約1.5倍になり、今回の考課でも評価される部分となりました。
自分ができる範囲で、小さな工夫で仕事を楽にする方法がきっと見つかると思います。
②わたしだけができる得意分野を作った
わたしには、職場の周りの人より少しだけ苦手意識が低い分野があります。
それは、パソコン(エクセルやワード、パワーポイントなど)や機器の取り扱い、システム関連です。
案外、自分の職場を含め、一般職・事務職の女性には苦手な人が多いので頭一つ出ることができる分野だなと感じ、取り組むことにしました。
実際に取り組んだ内容としては、日々の業務を効率化するようなexcelフォーマットなどの作成です。
文章にすると大げさでカッコよく見えますでが、使っている関数などは本当に初歩的な簡単なもの。
そんな簡単な関数ひとつについても詳しくないため毎回ネットで調べるような初心者ですが、
「こんな表を作って計算をしたいんだけれど、いい案ない?どんな形がいいと思う?」
などと聞かれることが増え、パソコンの仕事が少しずつ増えています。
仕事は自分で生み出すもの、価値をつけるもの
そんな風に思えるようになった取り組みの一つです。
もちろんパソコン関係でなくても大丈夫です。
仕事が速い人、丁寧な人、人と話すこと・教えるのが上手な人、それぞれの持ち味を生かした工夫ができると思います。
〈オススメ〉
以下のリンクは、わたしがマクロとは?VBAとは?を一から学んだサイトです。登場人物がVBAを使って業務を改善していくというストーリーで大変分かりやすく面白いので読み物としてもオススメです。
やってみよう!Excel VBAで業務改善!|VBAエキスパート公式サイト
③業務改善が出来たらマニュアルを作って共有した
①、②で紹介したような業務改善ができたら、必ず他の人が使えるような分かりやすいマニュアルを作成して共有しています。
朝礼などで時間をとっていただき紹介することが多いです。
特にパソコン関係は、分からない人にとって非常に難易度が高く感じるもの。もしわたしがいなくなっても使えるように、また簡単なメンテナンスができる程度のマニュアルにするよう心がけています。
少しの工夫でも、職場全体に共有することで、全員の効率が上がります。
誰でも使える簡単なマニュアル作成こそ、特にプロフェッショナルでないわたしが評価してもらえた一番のポイントかもしれません。
④業務に関連した資格をとった
わたしが取得した資格は、会社に受けさせられるような必須のものではなく、直接昇給が約束された資格でもありません。
ただ、以前から自分の仕事をする上で理解しておくべきだなと感じていた内容の資格です。
正直なところ、試験内容を学びことさえできれば。わざわざ実費で受験料を払って取るほどの資格ではありません。
しかし、いざ受験料を支払って試験を控えると
「勉強しなきゃ!○○円を捨てたくない!」
と勉強モードが高まります。今後の自分自身のアピールポイントにもなるので、資格を取ることを目標にするのは勉強への大きなモチベーションの維持になると思いました。
わたしの場合は、職場の他の一般職の先輩が持っていない(総合職のうち1人は持っている)資格なので、その内容に関する仕事を振られるなどしました。仕事は少し増えましたが、プラスαで評価してもらえる部分が増えたと前向きに捉えています。
しかしながら、業種によっては「関連する資格なんてない!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、例えば英語関係のTOEICやTOEFL、簿記やパソコン、システム関係…別分野の勉強をすれば他の部署に移動したい時のアピールポイントになるかもしれません。
どう生かせるかは分かりませんが、今後も色々な方面に伏線を張るため、わたしも勉強したいことを探している途中です。
⑤以上の内容を、詳細且つ簡潔に自己考課に記した
さあ、出来ることはやった。
そして最後のこれが1番大切!!
自分の日々の仕事内容、上司はどのくらい把握していますか?
一般職レベルの仕事について、課長は多少知っていても部長や役員にはしっかりと把握されていないのではないでしょうか。
昇給するための一番効果的な手段は、社長や役員なりに
「今年度営業成績が2倍になったら給料100万円上げてください!」
などと直談判すること。
でも、目立つ仕事がなく、尚且つ社長と話す機会なんてない一般職には縁遠い話…。
では出来ることは何かというと、やったことを
“伝えられる人に100%伝える”
ということ。わたしくらいの仕事レベルで言うと、課長・部長くらいが限度です。
そして、どれだけ頑張っても上司が知らなければ、評価さえしてもらえないのです。
そのため、この伝えるという点をわたしは最も重要視しています。日本人は、これができた!あれができた!というのがなんだか恥ずかしい、ガツガツしていてみっともない…という風潮がありますが、取り組んだ事はちょっとした担当の仕事など、簡単なことでもしっかりと書くべきです。
まとめ
自己考課について、
「毎年毎年代わり映えしないし書くことなくてめんどくさい…」
と思っていませんか?
自己考課はたった年に1,2回のアピールチャンスです。ぜひ、自分が取り組んだことはしっかりと書いて伝えてください。
正直、直接売上に貢献できる部署ではないので自動昇給以外の昇給は厳しいと思っていました。
(結局のところ、わたしにとって幸運だったことは、担当課長がきちんと考課してくれる方だったことかもしれません。
運とも言えますが、世の中には”ソリが合わない”という理由だけで評価をしてくれない人がいますから…)
いずれにせよ、大きな業績を上げられない立場にとっては、やはり毎日コツコツ積み立てた小さな努力と成果がようやく実った結果なのだと実感した出来事でした。
お給料が上がることは、やはり少額でも嬉しいです。
わたしの体験が少しでもお役に立てば幸いです。
はじめまして。こんにちは。
事務作業ってエクセルの機能を使えば速く、ミスなくできますよね。
ピボットテーブルも業務効率化につながるかもしれませんね。
myitさま
はじめまして。
コメントをいただきありがとうございます。
わたしの職場ではまだまだアナログな手法に頼っている部分も多く、それによって起こる人為的ミスをなくすことは大きな課題だなと感じています。
ピボットテーブルは恥ずかしながらあまり使ったことがないので、勉強したいなと思っている機能です。
今後取り組んでみますね!