30歳手前の人間の戯れ言と思って聞いてください。
職場の先輩と資産運用の話になった
先日、偶然会社の先輩(30代前半女性)と資産運用の話になりました。
この方を仮にA先輩とさせていただきます。わたしより入社年度が4年上のA先輩は、学歴なども似ていて入社時から大変お世話になっています。頭も良く美人、そして大変さっぱりとした性格で周りからの信頼も厚い。わたしと同じ一般職採用ではありますが、現在社内のとあるプロジェクトのリーダーを任されてもいます。
また、仕事面以外でも、入社時から会社の様々な制度(社内預金や持ち株会など福利厚生についても)教えてくださり、時には「何年働いてもほとんどお給料上がらないよ~!笑」など、お金の話にも積極的な方。
そんなA先輩は投資も行なっています。
先輩が入社数年目の頃に、また別のB先輩の勧めで、独立系ファイナンシャルプランナーへ相談をし、現在まで月に1万円程度、7年程つづけているとのこと(ちなみに、わたしが投資信託を始めたのもB先輩の勧めがきっかけの一つです。結局、わたしはネット証券で自分で行うことにしましたが…)。
そんなA先輩は数年前に結婚し、この夏にマンションを購入されました。
そのようなことから話題は資産運用について。「NISA口座を持っているけれど使っていない」という話から、わたしは今は運用益がかからなくて節税メリットもあるiDeCoがいいなと思いますよ~などと、やんわり自身の話をしました。
(余談ですが、iDeCoに興味津々でいらしたので大江英樹さんの著書を後日お貸ししました!)
「女のたくましさは結婚を遠ざける」と言われた
日々twitterやブログで投資家の方々に接していると感覚が麻痺するのですが、わたしの世代の女性、特に勤め先では投資をしている人の話はほとんど聞きません。
それはA先輩も感じているようで、
「〇〇さんは若いし独身なのにちゃんと考えてるね!でも、なんでまた?」
と。
信頼している方なので、素直に投資を始めた理由をお話ししました。
私「数年前に、私はとても自分勝手で人と一緒に暮らせないかも…絶対に結婚したいという訳でもないし、このまま独身かもしれない…それに結婚しても安泰ってわけでもないかな…そんな風に思って、自分一人の身を守れるくらいのお金を貯めよう!って決めて始めたんです。もう、生きていけなかったらどうしよう!という焦りからなんですけどね。」
A「たくましすぎる!ちゃんとしていて強いなーって思うけど、そのたくましさが男の人や結婚を遠ざけるかもしれないよ!」
もちろん悪気もなく、その時は「そうかもしれませんね~」なんて返した言葉なのに、時間が経つとともに自分の中で膨らんでもやもやの塊になってきました。
そう言われると自分の身を守るための行動って、資産運用って、将来のために取り組んでいることって、ごく一般的な考え方からは恋愛や結婚といったものと結びつかないのかな…なんて思ったり(もっとも、先輩の言葉が一般的…とは限らないのですが)。
そしてこの言葉はわたしに関して、というだけでなく、がんばっている女性(男性の場合もあるかもしれませんが)の足枷になってしまわないかと思ったのです。
わたしは、食事に行くのも、デートするのも結婚するのも生活の一部で、お金が一番という訳でなくとも楽しく生きていくために必要なものだから、むしろ資産運用と”イコール(結びつくもの)”だと思っていたんだけれどな…
「オレがいなきゃダメな女」は可愛い?
女性も男性と同じように仕事をする時代とはいえ、一定数の「女の子はちょっとバカな方が可愛い」といつ考え方をなさる男性に出会ってきました(そして案外女性の中にもそのポジションでいたいと思う人が多い)。「オレがいなきゃだめな女」…確かに自分の存在を必要とされているようで可愛いよなぁ。
わたしはどうだろう。
そもそも、
「結婚せずずっと1人かもしれない…」
と思ったときに、
「婚活をしていいパートナーに出会って互いに助け合っていこう!or養ってもらおう!」
などという考えが一切浮かばず、
「自分の世話は自分でしなくては。一生に必要なお金を考えて老後までに資産形成しよう!」
と思うんだもんな。
強い訳じゃないけれど、心配事が多くてよく悩むからこそ、人に頼ったり任せたりするのがあまり得意ではない。
だからといって考えなしに生きられるかというと…
結局のところ、「たくまし過ぎるのは良くない」と言われたところでわたしはこの生き方を変えられない気がします。頑固だし、やっぱり将来に不安もあるし。
結婚はお互い助け合えるという点ではリスク分散で、何よりメンタル面での支えが強いのではないかと思う。もし自分(結婚相手)に何かあっても、どちらかが支えればいい。それに、一人と一人同士、互いに必要とし、愛してくれる人がいて自分の存在を認めてくれる…とっても嬉しくて幸せなことだと思う。
しかし一方で、結婚とそれに伴うライフプランの変化は女性から見るとリスクも大きいと思う。夫の転勤、妊娠、育休、介護(自分の親だけでなく相手方も増える)…いくら共働きの時代とはいえ、仕事を辞めるという選択肢を迫られることは男性より多いように思う(さらに、他のことはできても出産は女性しかできない。自然とキャリアが先延ばしになったり絶たれることが増えるのではないだろうな)。
そして、生涯共に過ごすかどうかも分からない。離婚することも当然考えられるし(それを悪いことだとは全く思わないが)、死別することもある(そういう意味では一緒に人生の幕を降ろすこと自体がが稀で前提としてなりたたないのではないだろうか)。
こんな事を言いますが、わたしは決して結婚に否定的なわけではありません。どちらかと言えば結婚したい。
結婚はしないかもしれないし、案外今の恋人とあっさり結婚するかもしれない。
ここまでの話をひっくり返すようですが、いざ結婚をしたら「オレがいなきゃダメな女」でいる事を許されるのでしょうか。というのも、やっぱり世の中の女性ってそんなにひ弱ではなく、たくましい部分があるとおもう。どこかでそういったものを身につけているのかな。
もしくは、あくまで「こんな人がいたらな~」という理想想像妄想であって、結婚相手には求めていないのかな。いや、そもそもちょっとおばかなふりをしているけれど実はしっかりしている…という事が大切なのか??
やっぱりなんだかもやもやするような…
ある程度の年齢になると、一度はこういうことを言われるものなのでしょうか。わたしが神経質…というか心配性なだけでしょうか。
つらつらと書き連ねるなかで落とし所をみつけたかったのですが…もやもやの正体はいまいち明らかにできませんでした。青いなーと思う時がくるかもしれませんが、今の気持ちとしてここに記しておきます。
こういう話は基本”女子会”内のみで語られるので、機会を見つけて男の人にも聞いてみよう。
わたしは、たくましくたおやかに生きたいなーと思っています。
はじめまして。30代子育て中の兼業主婦です。
偶然このブログを拝見し、とっても応援したい気持ちになってコメントさせていただきました。
20代後半の未婚の女性はまわりから色々言われると思います。気にしないでください。だって、真実は「俺がいなきゃダメな女」より「わたしがいなきゃダメな男」で世の中は構成されていると思っています。わたしは。
私、はずかしながら結婚前の貯蓄がほとんどなく(主人も)勢いで結婚して妊娠出産してしまったので…大変いま苦労しております。やっとこさ資産運用もはじめており…。ユーリさんのように若いうちからしっかりと資産運用している友達は子育てしながら、仕事を抑えて、家も買ってと充実した生活をしています。
まわりのことは気にせず、たくましくたおやかに生きていってくださいね!
みのさま
はじめまして。
返信が遅くなりすみません。
あたたかいお言葉をいただき、ありがとうございました!
確かにおっしゃる通り、「わたしがいなきゃダメな男」も多いのかもしれません。
人の声(特に多数派)が苦しくなることもありますが、わたしが思うように生きられたらなとおもいます。
みのさまは兼業主婦でいらっしゃるのですね。
憧れると同時に、とても尊敬しております(わたしの職場にもいらっしゃいますがとても大変そうなので…)。
子育てが始まってからの貯蓄は大変かと思います。ライフスタイルは異なりますが、お互いがんばってまいりましょう!
お子様のことと同じように、どうぞ、ご自身の体調などにも気をつけてくださいね。
またお越しいただけますと幸いです♪
ユーリ