老後資金(将来資金)は目標にしやすい。20代の資産形成の目的を考える。




資産形成をしていると言うと、
「何のため?結婚するの?」
「いくら貯めたいの?」
などと目的や目標を聞かれることがあります。

そんな中から浮かんだ
資産形成って何を目指すのだろう。
という疑問。
わたしの考えをまとめました。

もくじ

FP作のライフプランがピンと来ない

実は投資を始める前、知り合いがお世話になって独立系ファイナンシャルプランナー(以下FP)に相談をしたことがあります。
ちょうど2年前くらいの出来事です。

そこでは、「まずはライフプラン表を作りましょう」と言われました。
確かに、「何にお金が必要か把握することは大事よね〜」と思っていると、FPさんは一枚の表を取り出してわたしの情報を次々と書き込んでいきます。

「ユーリさん26歳、数年後にはご結婚されるでしょうから30歳で結婚…と(表に結婚と書く)」

(え!ちょっと待ってそこは前提なの??結婚できるかわからないよ??)

FPさんは続けて
「32歳で1人目出産…35で2人目にしておきましょうか。そして…」

どんどん表を埋めていきます。

当時26歳、恋人もいませんでした。
新しく、一から人間関係を築いていくことの途方もなさや(出身地は?趣味は?という情報集めゲームが苦手なのです)、もともと多趣味なので時間はいくらあっても足りない、少なからず自分の時間を他人のために使わなくてはならないことへ煩わしささえ感じていました。

当時、結婚は何となくしたいとも思うけど、労力割いて相手を探さなきゃいけないくらいなら別にしなくてもいいかな、くらい。わたしくらいの世代には、男女問わずこういった考えの方が少なからずいるのではないでしょうか。
(今は以前よりは前向きに考えられています。歳を重ねることで考えは変わるものです。)

さて、そんなわたしにとって、当然のようにくりだされる結婚、出産、子供の教育、2人目、マイホーム購入…?
というワード…全くピンと来ませんでした。

>>>2年後結婚することに…FPさん、占い師なのか?
【ご報告】結婚することになりました。

老後資産は目標にしやすい

FPさんからのアドバイスは
「人生の中でこんなイベントがこれだけある、だからお金はこれくらい必要です。でも若いから複利効果も期待できるし、投資で小さな額からゆっくり築いていけば良いよ。」
と、まあ妥当と思えるお答えをいただきました。

とはいえ、今思えばアクティブファンドや保険も含まれていた気はする。今度実家に置いてある資料読み返そう!

結局、事前に収集していた、ブログや竹川美奈子さん、セゾン投信中野社長の書籍で低コストファンドについて知っていたため、そこで契約は結ばず、自分自身でネット証券を開設し投資を始めました。

***

家に帰り、FPさん作のライフプラン表を再び見つめるわたし。
結婚、出産…

こんなにうまくいくか…?
いやいや離婚するかもしれないしなぁ…。

もやもやしつつ、表を右へ順に見ていくと「定年退職」の文字。

そうだ
老後は生きている限り誰にでも確実に来る!「老後資金」を目標にしよう!

これが、現在まで続くわたしの資産形成の目標となりました。

ただし老後資金以外も必要

当然、数年後に迫ったライフイベントに投資信託など使いません(総資産が少ないので、バクチみたいな投資はできないし)。

26歳当時、決して多いとはいえませんが、何と無く考えていた
「これくらいは現金(預貯金)で置いておきたいな〜」
という貯蓄はありました。

現在の生活防衛資金です。

結婚や新生活、出産くらいなら、2人で半分ずつなら生活防衛資金でどうにかなるかな…

…他は先すぎて分からなすぎる。

ならばいっそ、
今のうちに勉強も兼ねて投資を始めて、もし必要であれば取り崩していけばいいか
と思ったのです。


余談ですが、セゾン投信の中野社長はセミナーにて、ほぼ現金を持たず、必要な時に必要な時だけ切り崩すとおっしゃっていました。わたしはそこまで出来ないけれど、ヒントをもらった感じでした。

将来資金という考え方

先日Twitterでこのようなやり取りを見かけました。


(本記事を書くきっかけにもなりました)
Kenji HOMMAさんのおっしゃることは最もです。老後よりも考えることは沢山ある。

…でも分からないんです…
そう思っていたら、水瀬さんの返信のお言葉が何となくぼんやりわたしが思っていたことを的確に表してくれていました。

将来資金

わたしの実体験として、目標を立てられなくて始められないより、ぼんやりとでも始めて正解だったと思います。
始めたからこそわかるようになったこともあります。

結婚することになれば、生活防衛資金や無リスク資産を結婚・新生活費用に当てればいいかなと。教育費など必要となれば”老後資金”として積み立てているものの一部を売却してもいい。貯蓄方法自体も、ライフスタイルに合わせて臨機応変に対応しよう。

逃げの発想かもしれませんが、
将来資金
わたしにぴったりの考え方です。

まとめ

わたしの世代は、世の中の仕組みを知った頃には、年金は減るだの給料は上がらないだの、少子化で経済は衰退するだの…マイナスの言葉をたくさん聞いてきた世代だと思います。
わたし自身楽観的な性格とは言え、少なからず「自分の身は自分で守らねば」という思いがあります。

国に頼り切らず、自分自身で資産を作っていく。

結婚費用、教育費、住宅費は分からないけれど、老後は生きていれば確実にくるもの。
そのため”老後資金“そして将来資金の形成は目標にしやすい。

何より、老後資金に関してはまだまだ時間があるから、小さな額を長い時間をかけて形成できる。
その分、その時々のライフスタイルで目的別の貯蓄や興味があることに十分お金を使えるところが魅力だと感じています。

迷っている同世代の方、まずは始めて見ませんか。

>>>合わせてご覧ください
わたしも迷いつつ今の形になりました。
自己紹介と資産形成・資産運用の歩み

改めて、生活防衛金の存在は大きい…と改めて思うのでした。
生活防衛資金を再設定しました

生活防衛資金として必要な金額は?結婚したので見直します。



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