わたしは来年から”つみたてNISA”を開始する予定です。
しかし、現在は現行のNISA口座も開設しておらず、制度そのものについてあまり詳しくありません。
(現在の積立内容は「2017年 積立投資信託ファンド一覧」をご覧ください)
そこでこの度、金融庁主催の「つみたてNISA Meetup」略して「つみっプ」に参加してきました。
合わせて、つみっプ終了後に開催された「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」にも初参加しましたので、わたしが感じたことや印象深かったことをお伝えいたします。
つみたてNISA Meetup in 大阪
そもそも「つみたてNISA Meetup」とは?
金融庁では、2017年4月より、「つみたてNISA」をきっかけにより多くの方が資産形成に関心を持っていただけるよう、個人の方々から資産形成に関するご意見を聞かせていただく場として、「個人投資家との意見交換会」を開催してまいりました。
このたび、名称を「つみたてNISA Meetup」へと変更し、これを機に、「つみたてNISA Meetup」を日本各地で開催したいと考えております。
多くの方々に「つみたてNISA Meetup」へ参加いただき、様々なご意見をお聞きできればと思います。
「個人投資家との意見交換会 : 金融庁」より
わたしは、てっきりセミナーだと勘違いしていたのですが、金融庁主催の「個人投資家との意見交換会」です。
会自体も
つみたてNISAの説明 : 30分
質問(意見交換)時間 : 60分
と後者が充実しておりました。
概要は金融庁の今井利友さんから、またゲストにFPの岩城みずほさんがいらっしゃっていました。
「つみたてNISA」は分かりやすい
大変見やすい資料をご提供いただきました。
後日
「個人投資家との意見交換会 : 金融庁」にUPされると思います
わたしのようなNISA未経験者でも、資料だけで概要が把握できました。ぜひご一読ください。
- 年間上限が40万
- 非課税期間が20年間
- 投資対象商品自体がノーロード
- 信託報酬水準が決められている
など、初心者でもわかりやすく大きく失敗することがないような仕組みになっていると思います。
ロールオーバーがない
わたしの中でNISAの分かりづらいポイントはロールオーバーでしたが、つみたてNISAにはありません。
つみたてNISAは「定期的に継続して」買い付けを行う必要があるため(毎月、毎営業日、2ヶ月に1回、ボーナス月…など)、枠をそのまま移動ということがそもそもできないんですね。
便利な仕組みな一面、「どうしたらいいの?ロールオーバーしてしまったら今年は積立できないの?」など、難しいことを考えなくて良い点は、投資未経験者を引き込むには良い方法だとわたしは思います。
「職場つみたてNISA」の導入
第一義がつみたてNISAとiDeCoの情報提供とのこと。あくまで「職場を通じ、金融・投資教育を展開すること」がその目的であり、強制的に全社員を加入させるといった内容ではないようです。まずは金融庁で導入するそうです。
つみたてNISAに加えiDeCo(個人型確定拠出年金)の情報提供も含むとのことで、素人目から見ても、金融庁と厚生労働省が手を組んで資産形成の推進を行なっているのだな〜と感じました。
質問コーナーは要望が多かった
40人の定員のなかには玄人の個人投資家さんが多かったようで、質問に合わせて金融庁への要望が多かったよう記憶しています。
NISA制度の恒久化・無期限化は勿論ですが、「つみたてNISAの説明を聞きに行ったら外貨建て保険を勧められて資料ももらえなかった」「企業型DCで金融機関から高コストなファンドを勧められた」など、一種の個人投資家から国への通報はかなり印象的でした。
いままでこのように直接言える機会はあまりなかったのではないでしょうか。金融庁としても聞かなかったことには出来ないでしょうし、参加されていた銀行関係の方々は冷や汗ものだったのでは?と思います。
「職場つみたてNISA」の話もありましたが、つみたてNISA、iDeCo、企業型DC共に、個人投資家にとって本当に良い商品情報を提供してくれるような環境が整うことを期待したいと思いました。
コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin大阪#3
はじめてのコツコツ参加でした。
年齢やライフスタイルが近い20〜30代独身女性もいらっしゃり、あまり緊張せずお金の話をすることができました。
日々ブログやTwitterを拝見していると、バリバリ仕事をされ、お給料もしっかりもらって貯蓄もバッチリ!な方が多いように感じます。
「最低これだけはすべき!」との意見に焦ることもありますが、自分が目指すライフスタイルにあった貯蓄を目指したいねという話ができました。背伸びしすぎず、自分のリスク許容度に合った、しかし必要な額はきっちり貯める…そんな資産形成をしていきたいと思いました。
また、最近不安に思っていることを聞いてみました。それは、
「投資を始めて以来右肩上がりの相場で、リスク許容度を考えて設定していても暴落した時の評価額を実際どう感じるか分からなくて不安」というものです。(「投資信託運用成績(2017年10月)」をご参照ください。)
FPの岩城さんや先輩投資家の皆様から、
- 口数が沢山買えてラッキーと思えばいい。下がった時も前向きに考えられるのは個人投資家の強み
- 正直リーマンショックは冷や汗モノだったが、2014年くらいからググッと上がってきて続けていてよかったと思った
- 10年に一回くらいはそういうタイミングは絶対くるから、そういうものとして考えれば良い
- 2〜30代ならまだまだ時間がある。複利の効果を実感できるのは10年目くらい。落ち着いて無理せず投資を続ければ良い
といったアドバイスをいただきました。
その時自分がどう思うかはまだわかりませんが、続けていてよかったという意見を沢山聞くことができ、少し心構えが出来たように思います。
話を聞いてくださった皆様、ありがとうございました。
終えてみて
当初参加予定ではなかったのですが、「定員になりました」との案内をみてサイトに行ったところ偶然の空きがありました(キャンセルがあったそうです)。こらも何かの縁かとポチリと参加させていただいたのですが、行ってよかったなぁと思いました。
しかし沢山の良い意見、商品情報を聞く中でますますつみたてNISAをどの証券会社で開設するか、どんな商品にするかという新たな悩みも大きくなってしまいました…!迫る年の瀬。そろそろ決めなくては…
いずれにせよ、今後もコツコツと資産形成をしようと固く誓ったのでした。
最後になりましたが金融庁、幹事の皆様、大変貴重な会を催していただきありがとうございました!
*あわせてご覧ください*
「生活防衛資金を再設定しました2017」つみたてNISAに向けた取り組みです。
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